経済財政運営と改革の基本方針2025
~「今日より明日はよくなる」と実感できる社会へ~
令和7年6月13日 より抜粋
(「経済・財政新生計画」に基づく今後の取組方針)
予算編成においては、2027年度までの間、骨太方針2024で示された歳出改革努力を継続しつつ、日本経済が新たなステージに移行しつつあることが明確になる中で、経済・物価動向等を踏まえ、各年度の予算編成において適切に反映する。とりわけ社会保障関係費204については、医療・介護等の現場の厳しい現状や税収等を含めた財政の状況を踏まえ、これまでの改革を通じた保険料負担の抑制努力も継続しつつ、2025年春季労使交渉における力強い賃上げの実現や昨今の物価上昇による影響等について、経営の安定や現場で働く幅広い職種の方々の賃上げに確実につながるよう、的確な対応を行う。具体的には、高齢化による増加分に相当する伸びにこうした経済・物価動向等を踏まえた対応に相当する増加分を加算する。
この一文が本文に記載されたのは大変大きな意味があり、医政活動の重要性をあらためて感じます。また多くの関係者の皆様のおかげであると思います。
骨太の方針2025へ日本医師会の働きかけ 6/18 追加
6月6日の経済財政諮問会議における原案が公表され、自民党政調全体会議など与党内の議論を踏まえ、原案の厳しい内容が、日本医師会の要望に基づき、極めて良い方向に修正され、6月13日に閣議決定されました。歳出改革の中での「引き算」ではなく、物価・賃金対応分を「加算する」という「足し算」の論理となったことが非常に重要なポイントであり、年末の予算編成における診療報酬改定に期待できる書きぶりとなりました。また、経済成長の果実である「税収等」の活用や自然増に
ついても明記されています。
これ以外でも骨太の方針2025を是非ご一読ください。

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