安全な予防接種を心がけております。
| ワクチン | 当院で対応可能な接種 | FAQ | 備考 |
| 麻疹・風疹 | 定期 2期〇 任意〇 | 混合ワクチン | |
| 日本脳炎 | 定期 2期 〇 任意 〇 |
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| 二種混合 | 定期 〇 任意〇 | ||
| 水痘 | 任意のみ 〇 | ||
| おたふく | 任意 〇 | ||
| 成人肺炎球菌 | 定期〇 任意〇 | あり | FAQ参照してください |
| 帯状疱疹 | 任意〇 定期〇 | あり | FAQ参照してください |
| インフルエンザ | 任意 〇 | web予約あり | |
| B型肝炎ワクチン | 任意のみ〇 | 3回接種 | |
| 子宮頸がん | 定期〇 任意〇 | あり | FAQ参照してください |
| 新型コロナウイルス | 任意〇 定期〇 | あり | FAQ参照してください |
当院では主に以下の予防接種を実施しています:
はい、ワクチンの在庫管理と接種スケジュールの調整のため、事前予約制となっております。お電話または受付窓口でご予約ください(一部web予約有)。
定期接種(日本脳炎第4期、二種混合など)は公費負担のため、自己負担はありません。
任意接種(インフルエンザ、帯状疱疹など)は自費となります。料金は受付でご確認ください。
帯状疱疹は、子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが、加齢や免疫力の低下によって再活性化し、皮膚に痛みを伴う水疱が帯状に現れる病気です。治った後も「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれる痛みが長く残ることがあります。
現在、日本で使用できるワクチンは2種類あります:
※免疫が低下している方は、生ワクチンは接種できません。組換えワクチンは接種可能です。
生ワクチン:接種後1年で約60%、5年で約40%の予防効果
組換えワクチン:接種後1年で90%以上、10年後でも70%以上の予防効果
帯状疱疹後神経痛に対する予防効果も、組換えワクチンの方が高いとされています。
注射部位の腫れ・痛み、発熱、まれにアナフィラキシーなど(生ワクチン)、筋肉痛、発熱、倦怠感、まれにショックやアナフィラキシー(組換えワクチン)。いずれも重篤な副反応はまれですが、接種後は院内で15〜30分ほど様子を見ていただきます。
生ワクチン:約8,000から9,000円(1回)、組換えワクチン:約40,000から50,000円(2回合計)。定期接種対象者は、自治体によって公費助成があります。詳しくはお住まいの自治体にご確認ください。
当院では、帯状疱疹ワクチンの接種を行っています。事前予約制ですので、受付またはお電話でご相談ください。
はい、罹患歴がある方でも帯状疱疹ワクチン(組み換えワクチン)の接種は推奨されています。
接種のメリット
再発予防:帯状疱疹は一度罹患しても、数%の方が再度罹患する可能性があります。再発は初発から3~11年後に多く、異なる神経領域で発症することもあります。
帯状疱疹に一度かかった方でも、数年後に再発する可能性があるため、ワクチン接種は再発予防と生活の質の維持に有効とされています。
子宮頸がんは、子宮の入り口(頸部)にできるがんで、主にヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因です。性交渉を通じて感染し、長期間持続するとがん化することがあります。
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPVの感染を予防するワクチンです。現在、日本では以下の3種類が承認されています:
2価ワクチン(サーバリックス):HPV16型・18型に対応
4価ワクチン(ガーダシル):HPV6型・11型・16型・18型に対応
9価ワクチン(シルガード9):上記に加え、HPV31型・33型・45型・52型・58型にも対応
定期接種対象:小学6年生〜高校1年生相当の女子(12〜16歳)、任意接種:対象年齢を過ぎた方でも自費で接種可能です。※海外では男子への接種も進んでいますが、日本ではまだ定期接種の対象外です
通常は3回接種(初回→1か月後→6か月後)。9価ワクチンは、15歳未満であれば2回接種でも効果があるとされています
HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPV感染を90%以上予防できると報告されています。17歳未満で接種した場合、子宮頸がんの発症率が88%減少したという海外データもあります
注射部位の痛み・腫れ・発熱などが一時的に起こることがあります。ごくまれに、アナフィラキシーなどの重い副反応が報告されていますが、発生頻度は非常に低いです(1万回に1件以下)
まずは接種を受けた医療機関にご相談ください。各都道府県には、HPVワクチン接種後の症状に対応する協力医療機関が設置されています
はい。ワクチンを接種していても、定期的な検診は必要です。ワクチンは感染予防ですが、すでに感染しているHPVを排除する効果はありません。
はい、あります。通常は「初回→1か月後→6か月後」のスケジュールで3回接種しますが、やむを得ずこの間隔で接種できない場合は、以下のような注意があります:
原則、通常の接種間隔で接種できるようお勧めします。接種スケジュールに不安がある場合は、医師にご相談ください。
令和6年4月以降は、65歳以上の方と、60〜64歳で重度の基礎疾患がある方が定期接種の対象です。それ以外の方は任意接種として自費で接種できます。
定期接種は10月1日から翌年3月31日までに1回行われます。流行株に対応したワクチンが使用され、接種間隔は年1回が基本です。任意接種には接種時期はありません
流行株に対応するため、ワクチンの成分は毎年見直されます。これにより、より高い予防効果が期待されます。
当院では、新型コロナワクチンの任意接種は1回16,200円(税込)です。定期接種の場合は、各市町村からの補助額を差し引いた金額が自己負担となります。補助内容は自治体によって異なりますので、詳しくはお住まいの市町村の公式情報をご確認ください。
注射部位の痛み、発熱、倦怠感などが一般的です。まれに重篤な副反応が起こることもありますが、頻度は非常に低いです。
接種当日は激しい運動や飲酒を控え、体調に注意してください。入浴は可能ですが、長湯は避けましょう。
まずは接種を受けた医療機関にご相談ください。副反応が疑われる場合は、厚生労働省の健康被害救済制度の対象となることがあります。
肺炎球菌(Streptococcus pneumoniae)が肺に感染して炎症を起こす病気です。高熱、咳、痰、呼吸困難、胸痛などの症状が現れ、重症化すると敗血症や髄膜炎を引き起こすこともあります。高齢者では肺炎の原因菌として最も多く、予防にはワクチン接種が有効です。
高齢者は免疫力が低下しており、肺炎球菌による肺炎が重症化しやすいためです。糖尿病や心疾患などの基礎疾患を持つ方も同様にリスクが高く、ワクチンによる予防が推奨されます。
成人向けには以下の2種類があります。
PPSV23(ニューモバックス):23種類の血清型に対応。
PCV(プレベナー13・15・20、バクニュバンスなど):結合型ワクチンで、免疫効果が高いとされます。
接種歴や健康状態により異なります。
PPSV23を先に接種した場合は、1年以上空けてPCVを接種。
両方接種する場合は、PCV→1年以上→PPSV23の「逐次接種」が推奨されることがあります。
PPSV23の効果は約5年持続するとされ、再接種が必要になる場合があります。ただし、5年未満での再接種は副反応のリスクがあるため注意が必要です。
65歳になる年度に定期接種の対象となり、公費による助成が受けられます。助成は原則1回限りで、詳細は市区町村の窓口や公式サイトで確認してください。
注射部位の痛み、赤み、腫れ、しこりなどが一般的です。まれに発熱や倦怠感が見られることもあります。強い副反応が出た場合は医師に相談してください。
接種後30分間は急な副反応に備えましょう。24時間以内は激しい運動や飲酒を避け、注射部位を強くこすらないようにしてください。入浴は通常通り可能です。
はい、同時接種は可能です。両方のワクチンを接種することで、予防効果が高まるとされています。
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