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〒400-1514 山梨県中央市浅利1686-2


下肢静脈瘤について

当院では下肢静脈瘤の診療を行っています。

検査等でお時間がかかりますので、診察はできるだけ予約をお願いいたします。



下肢静脈瘤は、足の血管がこぶのように見える病気です

通常は太さが3mm以上のものを静脈瘤といいますが、3mm以下の網目状静脈瘤や、クモの巣状(経 1mm 以下)のものも静脈瘤に含まれます。



原因は?
血液の逆流を防ぐためにある逆流防止弁が、大変薄い膜でできているため、妊娠や出産、立ち仕事などで、強い静脈圧がかかり続けることで壊れてしまいます。 また、加齢による下肢全体のポンプ機能の低下もその一因です。 逆流防止弁が機能しなくなると、慢性的に血液が逆流してきます。そのため静脈壁が風船のように膨らんでしまい、コブのように静脈瘤が浮き出てきます。

症状は?
外見的な症状のほかに、
「慢性的に足のだるさや疲れを感じる」
「強いむくみやこむら返りが起きやすい」
血流の悪化による足の不快感があります。
痛む場合もあります。

重症化は皮膚の変化
下肢静脈瘤は、症状が悪化し重症化すると、皮膚が黒ずんできたり潰瘍ができたりする場合があります。


当院で行う下肢静脈瘤の検査

理学的検査
駆血帯を用いて大まかな逆流の状態を見ます

下肢静脈エコー
・深部静脈血栓症の鑑別
・大、小伏在静脈および深部静脈の逆流診断
・不全穿通枝の診断
以上が、侵襲なく繰り返し行える利点があります。


非造影3DCT

下肢全体の表在静脈および静脈瘤の客観的評価に用います。
通常造影剤は使いません。



当院で行っている下肢静脈瘤の治療について

下肢静脈瘤は生命に関わるような疾患ではなく、病状の進行は緩徐です。しかし自然に治ることはありませんので、静脈瘤によって引き起こされた症状があれば治療を考慮します。(保険治療が可能です)

保存療法
 
ストッキングの着用 :静脈瘤は治りませんが悪化を予防します

硬化療法 
薬を静脈瘤内に注入し静脈瘤を消失させる治療で外来治療が可能です。

クモの巣状や網目状静脈瘤の治療例
細い針を使ってクモの巣状静脈瘤内に泡状の硬化剤を注入し、少しずつ小さくしていきます


硬化療法 + 高位結紮術(局所麻酔):伏在静脈の拡張が軽度な方に行います。 
小伏在静脈域の分枝静脈瘤に対し、高位結紮、分枝結紮(局所麻酔下)、硬化療法併用例 


大伏在静脈高位結紮 本幹硬化療法+分枝静脈瘤硬化療法 併用例


硬化療法単独例

大伏在静脈高位結紮術 局所静脈瘤切除 併用例


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