大腸CT検査とは、大腸を炭酸ガスで拡張しマルチスライスCT装置を用いて撮影することで大腸の3次元画像を作成し大腸の立体画像、大腸を開いた画像、仮想内視鏡画像等様々な画像から大腸を検査する方法です。
内視鏡検査と比較して、苦痛が少なく、短時間(10-15分程度)で検査が可能です。大腸の内視鏡検査が負担になって検査をうけずにおられる方にはお勧めの検査方法です。
* 便潜血検査で陽性を指摘されてる方は、健康保険の適応となります。
大腸CT検査の便潜血陽性者の精密検査としての位置づけ
精検方法(診断法)としての大腸CT検査の精度(感度・特異度)は,国内外の大規模な複数の前向 き研究によって検討されているが,概ね一致する結果が得られており,検診の精密検査法としての位置 づけを判断する根拠は提示されているといって良い。国内では2012年に診療報酬における大腸CT検査 撮影加算が認められており,臨床の場では既に大腸内視鏡検査に次ぐ精検方法として普及が進みつつあ
る。
以上
精密検査の手法として大腸CT検査の位置づけおよび必要条件と課題
日本消化器がん検診学会大腸がん検診精度管理委員会報告より
内視鏡検査との比較
前処置の下剤の量が少ない
内視鏡で観察しにくい部位の観察も可能
危険を伴う麻酔や鎮静の必要はない
大腸以外の肝臓、腎臓、膵臓なども評価が可能
観察と同時に処置や治療ができない
異常がある場合は後日内視鏡検査が必要
内視鏡に比べ認識が難しい病変がある
便とポリープの区別が難しい場合がある
〒400-1514
山梨県中央市浅利1686-2
TEL 055-269-3305
FAX 055-269-3531